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インタビュー

2014.05.30. UPDATE

ボストン コンサルティング グループ

ボストン コンサルティング グループ

Company Profile

世界をリードする経営コンサルティングファームとして、政府・民間企業・非営利団体などに対し、持続的競争優位を構築し、組織能力を高めるためのさまざまな支援を行う

必要なのは、グローバルでも戦える個の力
考え抜く力、伝え切る力、深い専門性を磨く

折茂美保さん

プリンシパル

折茂美保さん

東京大学経済学部卒、同大学大学院学際情報学府修了後、BCGに入社。消費財、リテール、通信、ハイテク業界を中心に新規事業立ち上げやマーケティング戦略策定などを数多く手掛ける他、新卒採用の責任者も務める。社費派遣にてスタンフォードビジネススクール(MBA)へ留学

プロフェッショナルファームとして、国内外のリーディングカンパニーをサポートするボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)。同社プリンシパルの折茂美保さんは、ビジネス環境の変化についてこう語る。
「グローバル化に関するプロジェクトは、数が増えているだけではありません。内容も、海外での売上をいかに伸ばすかといったものから、進出先での事業改革やグローバルレベルの組織再構築まで、より複雑なものへと変化しています」
グローバル化がネクストステージに入ったことで、より現地の事情に即したきめ細かなサポートが求められている。そうした変化に伴い、プロジェクトメンバーの多国籍化も進み、グローバルなチーム編成で、ひざ詰めの議論を重ねることも珍しくはない。
つまり、日常的にマルチナショナルな環境で成果を発揮することが求められているのだ。
「BCGの価値観や方法論はもちろん共有していますが、バックグラウンドやコミュニケーションスタイルの違う者同士のやりとりは、“あうんの呼吸”では進みません。言葉の定義一つを取っても、“そういう受け止め方があるのか”と驚くこともしばしば。そういったことを調整し、プロジェクトを遂行するのは簡単ではありませんが、日本人とは違う視点や発想から得られる付加価値は非常に大きいと感じています」
今後、ビジネスのグローバル化はさらに進み、マルチナショナルな環境に身を置くことは避けては通れない。そのためにも、グローバルな環境で、個人として戦える力を付けることが重要だ。

グローバルで活躍する
プロフェッショナルの条件

グローバルで活躍できるプロフェッショナルの条件について、折茂さんは次のように語る。
「まず、第一に自分の頭で徹底的に考え抜く力が重要です。同じ情報に触れても、人によって意見や感じ方はさまざまです。他の人の意見に流されるのではなく、自分の考えをとことん突き詰めて、自分なりの意見を持つことが求められます」
そして、第二の条件が伝える力だ。より正確に言えば、価値観の異なる人に対しても、自分の考えたことを明確に説明し、伝え切る力である。ダイレクトなコミュニケーションスタイルの文化の中では、より臆さず意見を表明する必要があるからだ。
「言い合いではなく伝え合いです。例えば、この人はなぜこのように考えるのだろう、と相手を理解した上で、自分の考えを説明する。その際、日本人ならではの配慮を働かせることで、より適切な伝え方ができます。大切なのは、最後まで伝え切ることです」
第三に、長期的な目線での専門性の確立である。例えばコンサルタントであれば、特定業界に詳しいといったレベルではなく、より細分化された分野で深掘りされた知見を持つエキスパートになることだ。
もちろんそれには時間が掛かるが、少なくとも、常にその意識を持って仕事に取り組んでいくことを忘れてはいけない。
BCGでは、日々の業務中はもちろん、海外オフィスへの派遣制度や、各国から人を集めてのグローバルトレーニングなど、意欲のある人には力を磨くチャンスが数多く用意されている。
「グローバルなチーム編成は当たり前ですし、入社してから常に、これはどういう意味があるのか、どういう付加価値をクライアントに提供できるのかと、問われ続けます。ですから、必然的に考え抜く力やそれを伝え切る力が鍛えられるのです。また、高度な専門性を確立した先輩たちの姿から、自分なりの武器の磨き方を学ぶことも多いですね。その積み重ねが、成長を加速させてくれるのだと思います」

強い“個”の力が
新しい時代を切り拓く

同社のインターンシップでは、そうした日常を体験できるプログラムを実施している。グループワークで仮想のテーマを使ったケースを行い、自分たちでソリューションを導き出し、プレゼンテーションを行う。
「仮説思考とはどういうものか」、「ロジカルに考え、伝えるにはどうしたらいいか」など、コンサルタントの基礎スキルの触りを学べるだけでなく、社員からの鋭い問い掛けを受け、チームでひたすら考え抜く。これらの時間を通じて、多くの学びを得られるはずだ。
また、課題以外でもさまざまな社員と直接触れ合う機会が設けられている。
「BCGの魅力は、若手からパートナーに至るまで、世の中はこうあるべきだという青臭い議論を本気でできることだと感じています。BCGには社会に貢献したいという熱い思いと、それを実現するための冷静な頭脳を併せ持つ魅力的な人がたくさんいます。どういう人たちが何を目指して、どんなふうに働いているのか。さまざまな社員との触れ合いから、是非コンサルティングの本質や醍醐味を感じ取ってもらえればと思っています」
より良い社会を切り拓いていくには、強い個の力が必要だ。ビジネスの最前線で求められるプロフェッショナルのスキルを学ぶことは、世界へ羽ばたく第一歩になるかもしれない。

プロフェッショナルになる準備

学生時代にしておくべき経験は?

●自分が少数派となる環境に飛び込んでみる

私の場合は留学中の経験がそれに当たりますが、異なるバックグラウンドを持つ人たちの中で、相互に理解し合い、自身の意見を伝え切らねばならない苦労から得られたものは大きかったと思います。留学に限らず、価値観が多様な環境に飛び込むことをお勧めします

●とことん打ち込む経験で考え抜く力の基礎を作る

何か一つでも、とことん打ち込んだ経験を持ってほしいです。例えばサークル活動で、どうしたら優勝できるか、チームとして強くなれるかといったことでもかまいません。自分のため、他人のため、組織のために、考え抜いて、本気でやり切る経験をしてもらいたいです

●幅広い読書を通じてベースとなる教養を築く

自戒の念も込めて思うのは、読書などを通じて、教養を身に付けることの重要性です。日本を含めた各国の歴史や宗教、文化に対する理解は、グローバルなコミュニケーションのベースとなります。ビジネス書だけでなく、教養を深める読書をしてください

プロフェッショナルになる準備

シェイクスピアは、日常会話やジョークにも引用されるグローバルな教養書の代表格。近代日本の幕開けを描いた『坂の上の雲』は、日本のこれからを考えるきっかけにも
右)『マクベス』(シェイクスピア・著/新潮文庫)
(左)『坂の上の雲〈1〉』(司馬 遼太郎・著/文春文庫)

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