インタビュー

2016.11.08. UPDATE

丸紅株式会社

自らチャンスをつかむ能動的なスタンスが
新たな仕事とキャリアを切り開くことを知った

下林のぞみさん

スペシャリティケミカル事業部
機能化学品第一課

下林のぞみさん (33歳)

一橋大学社会学部を卒業。「海外にかかわれる仕事」を軸に企業へのOB訪問を重ね、中でも楽しそうに仕事の話をする丸紅の社員やフラットな社風に引かれ、2007年に総合職で入社。9年目に育児休暇を取得し、16年に復帰。育児と仕事を両立しながら営業の最前線で活躍中

国内12カ所、海外67カ国132カ所に拠点を持ち、グローバルに事業を展開する総合商社・丸紅で活躍する下林のぞみさんは、同社でユニークなキャリアを築いている。入社後、下林さんが配属されたのは営業経理部、3年目にはプラスチック用添加剤などを扱う機能化学品営業部へ異動し、その1年後、海外の事業会社で実務を学ぶビジネストレーニー制度でドイツへ駐在することになった。
「興味半分、不安半分でしたが、『若いうちにぶつかってこい』という上司の言葉とともに、ドイツへの赴任が決定しました」
任されたのは取引先の新規開拓。ヨーロッパにおいてシェアが低い商材を拡販していくことがミッションだ。下林さんは周囲に指示を仰ぎながら、目の前の仕事に対し懸命に取り組んだ。そんな下林さんの仕事スタンスを転換させる出来事が起きる。
「日本の食品添加物メーカーがチョコレートの原料となる新しい添加物を売りたいと相談に来ました。ヨーロッパに取引実績がなかった商材でしたが、商材の良さに強く関心を持ち、初めて自ら手を挙げました」
現地に輸出実績があったこれまでの商材とは違い、ゼロから販路を作らなければならない。競合やニーズを知るための市場調査から現地メーカーへの電話営業、展示会出展のための調整…。何度も壁にぶつかりながらも多岐にわたるタスクに自ら中心となって取り組み、より多くのメーカーから関心を集めるために試行錯誤を繰り返した。

自ら切り開いていく
仕事とキャリア

「ドイツでは主体的に仕事を作り出す面白さを体感しました」と話す下林さんの躍進のきっかけとなったのが、帰国後、7年目に任された自動車に使用されるプラスチック用添加剤の世界に向けた販路拡大プロジェクトだ。自動車のプラスチック用添加剤は一般的に承認が取りづらく、拡販に時間を要する難易度の高い商材。各国の自動車メーカーによって求める性能は異なるため、承認を得るための施策は拠点ごとに行われていた。その中で、ヨーロッパは他国に比べて承認が先行していたことに下林さんは目を付けたのだ。
「ヨーロッパでは素材にも最先端技術を駆使する自動車メーカーが多く、添加剤研究とともに認可までのノウハウが蓄積されていました。それらの事例を応用できないかと考えたのです」
下林さんは国内メーカーと各拠点のスタッフを交えて情報交換するグローバルミーティングを企画し、開催。各国の自動車メーカーの需要に合わせたアプローチ方法をスピーディーに共有できるネットワークを作り上げた。結果的に販売促進に大きく貢献しメーカーから下林さんの功績を讃える賞が贈られた。
「これまでの経験から学んだのは、目の前の仕事を精一杯こなすだけではなく、自らの意志と情熱を持って新たな道を切り開いていくこと。商社の営業の本質を知ることができました」 
そんな下林さんの仕事のスタンスはその後のキャリアにも現れる。10年目に育休から復帰した下林さんは、内勤に復帰するケースが多い中で、育休前と同じ営業での復職を選んだのだ。
「前例が少ないからこそ、その道を私が作っていきたいと思いました。仕事も働き方も、自らチャンスをつかんで、新しい挑戦をし続けていきたいですね」

私の未来像、ココが変わった!

営業だけでなく
ビジネスを創出

営業だけでなく
ビジネスを創出

海外を舞台に
営業として活躍

海外を舞台に
営業として活躍

学生時代は将来何がしたいか定まっていませんでした。ただ、海外にかかわれる環境で営業職に就きたいという思いはあったので、商社の総合職を希望。総合商社を選んだのは、専門分野を極めるよりは、世界中のあらゆるビジネスを手掛ける方が、自分の将来の可能性が広がると思ったからです。実際に働いてみて思うことは、仕事の範囲が広く、何でも挑戦させてもらえること。ビジネスチャンスがあれば自らつかみ、ゼロから作り上げるという経験を経て、今は“売る”営業だけではなく新しいビジネスを生み出せる人材になりたいと思っています

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