インタビュー

2017.01.25. UPDATE

伊藤忠商事株式会社

“ブランドの未来をつくる”という使命を担い
大きなビジネスを動かしていく醍醐味を知った

伊藤考広さん

ブランドマーケティング第二部
ブランドマーケティング第九課

伊藤考広さん (31歳)

2008年に神戸大学経営学部を卒業。グローバル規模のファッションブランドのビジネスを手掛けられることから、繊維分野で圧倒的な実績を持つ伊藤忠商事へ入社。同社がマスターライセンス契約を結ぶ、英国有名ファッションプランドの営業担当として活躍中

世界63ヶ国に約120の拠点を持ち、繊維、食料、機械、エネルギーなどさまざまな分野で事業を展開している伊藤忠商事。その祖業である繊維分野で、伊藤考広さんはファッションブランドを統括している。
「業界に精通し、“個”の力で市場を生み育てられる人材になりたい。それを実現できる商社で働くことが私の第一希望でした」
大学でブランド論を専攻していた伊藤さんにとって、日本の繊維業界をリードし、若手にも成長のチャンスを与える伊藤忠は、まさに理想の環境だった。
「実力以上のシビアな成果を求め、“個”の成長を促進させる、伊藤忠イズムを実感したのは、入社3年目のことでした」
仕事にも慣れてきた伊藤さんに、パートナー企業への出向という白羽の矢が立った。
「環境が変化しても、活躍出来るはず。そんな根拠のない自信はすぐに崩れ去りました」
“伊藤忠”の看板を外し、自身の力だけで初めて臨んだ初戦は、惨敗。ビジネスの厳しさを痛感したという。
「当たり前ですが、成果を残せなければ、組織での存在価値はゼロです。どうすれば活路を見出せるのか。仕事を選ばず、倉庫整理から接客、在庫実査まで、1人で何役もこなしました」
がむしゃらに仕事に向き合う中で、伊藤さんに対する周囲の評価が変わっていったという。
「特に印象に残っているのは、伊藤さんから伊藤に呼び名が変わったこと。初めて客人ではなく仲間として扱われた時に、心の中で小さくガッツポーズを取ったのを覚えています」
どんな環境でもベストを尽くし、やり遂げる精神を身に付けた伊藤さんは、入社5年で、英国の有名ファッションブランドの担当を任された。
「国内100億円超の市場規模を持つグローバルブランドのマネージメント。憧れていたポジションでしたが、いざ自分が担当すると、そこには全く別の景色が広がっていました」
想像を超える重圧と、決断の日々が、伊藤さんをさらに成長させたという。

巨額の市場と顧客の間で
最適解を決断する使命

「世界的なブランドの日本展開をいかに維持・拡大していくか。ブランドのイメージ戦略から流通・販売までの全てに携わり、億単位の成果を生み出していくのが私のミッションです」
英国の本社と日本の販売網の間に立ち、限られた情報の中、最適解を即断即決していく。判断ミスが許されないシビアな環境だったという。
「大切にしているのは、短期的なブームではなく、100年続く価値を醸成していくこと。そのために、ブランドのポジションとユーザーの嗜好の変化に合わせた展開が必要です」
伊藤さんは、都市部に新たな販路を設けつつ、地方の販路も確保するという、日本マーケットの特性を踏まえた独自戦略を提案し、英国本社の合意を取り付けた。
「全体を俯瞰してより良いブランドのあり方を導けるのは自分しかいない。その自覚を持ち、大きな使命を担えることが、商社でビジネスを動かしていく醍醐味の1つだと思います」
売り手、買い手、世間の全てと向き合う。伊藤忠の商人としてあるべき姿へ近づいた伊藤さんは、今後より大きなビジネスを動かしていくだろう。

私の未来像、ココが変わった!

使命感を持って
自ら世界を動かす

使命感を持って
自ら世界を動かす

自分を高めながら
憧れの商社を志望

自分を高めながら
憧れの商社を志望

大学のゼミではブランド論を研究し、アルバイトもセレクトショップでの接客。ファッションが好きという入口から、北欧企業のグローバルビジネスへ興味を持ち、20歳でスウェーデンへ留学し、そこで語学力を磨きました。商社でグローバルな仕事をするときには、こうした海外留学経験が活かせると考えていましたが、実際は、自分が世の中に何を成せるのかという自問自答をビジネスの現場で繰り返しながら、使命感を持つことの方がずっと大切でした。乗り越えるべき高い壁に、若くして挑戦できたことが、今の私を形成しています

記事一覧へ戻る

ピックアップ企業

・このページをシェアする

LINEで送る
googleplus
PAGE TOP