インタビュー

2015.05.28. UPDATE

P&Gジャパン

Company Profile


化粧品、ヘアケア製品や洗剤など多彩なブランドを有し、185カ国以上で事業を展開する世界最大の消費財メーカー。1973年に日本へ進出し、革新的な製品を届けている

成功体験を重ねて、自分なりの
「勝利の方程式」を見つけよう

黒木昭彦氏

アジア マーケティング部門リーダー

黒木昭彦氏


東京大学物理工学科卒。日本IBMに勤務後、MBA留学を経て、P&Gに入社。子ども用紙おむつブランド『パンパース』のマーケティングを日本、韓国、米国本社で担当する他、洗濯関連事業などのマーケティング部門の要職を歴任。現在は、アジア マーケティング部門リーダーとして、ハウス・ホールド・ケア・カテゴリーの責任者

『パンパース』や『ラブス』などのブランドの危機を数々救ってきたP&Gジャパンの黒木昭彦氏。「誰もが諦めかけている状況でも立ち上がり、不可能を可能にする。そんな人でありたいという思いが僕の生き方の根底にある」と語る。
 学生時代はグローバルレベルのビジネスで活躍できるプロフェッショナルになろうと考えていた。そういった人物こそが、企業や社会全体が抱えている“一見すると解決不可能な課題”を解決できる人だと考えていたからだ。
 黒木氏が学生時代に目指したビジネスパーソン像は、P&Gジャパンの社員に求められる資質にも一致する。それを確信するきっかけとなったのが、MBA留学時に参加した、同社米国本社のサマーインターンシップだった。
「いちインターン生に過ぎない僕に与えられた裁量はとてつもなく大きなもので、それまでの仕事の概念が大きく覆されました。さらに、当時のCEOであるボブ・マクドナルドに、『君が必要だ』と言ってもらえたことは、僕の人生を一変させましたね。その後、入社の条件として約束したことが、一番危機に瀕していて、皆が諦めかけているブランドに配属すること。そして、トップブランドになるまでは絶対にそこから外さないことでした。それ以降、9年間にわたり、僕は『パンパース』の担当として孤軍奮闘することになります」

結果を出すための
準備は何でもやる

 過酷な状況を幾つも経験した黒木氏が感じているのは、目標に向かって進んでいくタフな精神と、結果を出し続けるプロであるために必要な“徹底した準備力”の重要性だ。「これらの能力は、学生時代からぜひ磨いておいてほしい」と語る。
 社会経済の変化が激しく、消費者のニーズも変わりやすい現代社会。結果を出すための準備は、常に最悪のケースまで想定したものでなければならない。
「僕は長いことフルマラソンを続けているんですが、マラソンとビジネスはよく似ています。どちらも運良く本番で良い結果が出ることはないもの。また、レース当日に天候が悪化することがあるように、ビジネスも、大事な局面で思いも寄らない状況に直面します。こういった『最悪のケース』をいかに多くシミュレーションし、その一つ一つをつぶすための事前準備ができたか。それで勝敗が決まってきます」
 結果を出すためにできることは全てやる。これがP&G流、プロフェッショナルのスピリット。しかし、「どんなに徹底した準備を行っても、時には失敗してしまうこともある」と黒木氏。同社で売り上げ不振となっていたさまざまなブランドの再生を任されてきた中で、失敗も数多く経験したという。
「どんな人でも、毎回成功するのは難しい。そこで大事なのが、失敗から学ぶ姿勢。一度経験した失敗から何を学び、次の挑戦に向けてどう活かすのかを徹底的に考え抜くことです。当社には、それがる。これは、組織として成長を続けていく上で欠かせない強みになります」

勝ち癖を付ける努力と
心のゴールを意識しよう

 結果にこだわり抜き、成果を出せるビジネスパーソンへといち早く成長するためには、「学生時代から成功体験を積んでおくことが何より大切」と黒木氏。「勝ち癖」という言葉があるように、勝利は習慣化されるものという考えを持っている。
「僕自身も、学生時代からスポーツ、勉強、遊び、どんな分野でも常に勝ちにこだわってきました。勝利の経験は、その人に自信をもたらします。また、自分がどのように努力すれば勝てるステージまで登れるのかが経験から分かってくるものです。この『勝利の方式』の有無が、社会人になってからの成長スピードを左右すると思います」
 勝利のためにすべき準備、努力は人それぞれ。自分の経験でしか、その方程式は導き出すことはできない。そして、勝利のための準備と勝利体験を繰り返し経験していくうちに、勝つことが体に染み付いていく。勉強でも部活でもいい。何かに自分なりの目標を定め、どうすれば勝利という結果を残せるのかを考えてみると良いだろう。そして、勝負に負けても折れない人であるためには、「心のゴールを持ち続けているかどうかがカギ」だと黒木氏は語る。
「ビジネスの世界では、売り上げ向上やシェア拡大など、会社から与えられた目標を達成することが求められます。これを『頭のゴール』だとするならば、自分が本当に人生で成し遂げたいと感じる目標が『心のゴール』。この『心のゴール』がある人は、すごく強い。困難に直面したときに踏ん張り続けるための足場が自分の中にあるからです」
実際、黒木氏自身もこうしたプロフェッショナルになるために必要な素養を同社に入社してすぐに痛感した。
 そこで同社では、新入社員に向けたプロフェッショナルになるためのマインドセットを入社1日目から徹底的に行っている。さらに、『CEO Challenge』と呼ばれる学生向けのインターンシップでも、社員向けトレーニングの要素を織り交ぜた実践的なプログラムを実施。全ての現場で活躍する社員からのコーチングの下、実際のビジネス課題に取り組む。世界最高峰の人材育成企業と名高い同社ならではの、成長を感じられる。仕事を通じて自分が成し遂げたいことは何なのか。就職前に「心のゴール」を見極めるための絶好のチャンスになるに違いない。

入社前にすべき3つのこと

自分だけの「心のゴール」を
設定する
仕事では、会社が決めたゴールの達成を目指さなければいけない。だが、困難に直面したとき真の支えとなるのは、自分が設定した心のゴール。自分が仕事を通じて成し遂げたいことをじっくり考えておくことが大切
自分で決めた目標を
達成する
どんな分野でも構いません。小さくてもいいから「勝利」を経験し、勝つということを体で覚えてほしい。何かの目標に対して自分がどう取り組めば成功するのかを体得しておくと、入社後の成長も早いはず
失敗したときに
言い訳するのをやめる
プロフェッショナルと呼ばれる人たちは、言い訳抜きで仕事をします。結果を出すために必要なことは全てやるのです。自分が何かに失敗したら環境のせいにするのをやめ、なぜ失敗したのかとことん考えよう

インターンInformation

5月初旬から会社HPにて募集開始。7〜8月にプログラム開催予定。ステージ勝ち抜き戦で、実際のビジネス課題に取り組む。ファイナリストには、経営層へのプレゼンの機会も用意されている

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