インタビュー

2015.05.28. UPDATE

コロプラ

Company Profile


2008年に設立し、位置情報ゲームを主軸に事業を展開。2011年秋以降、スマホ向けアプリ開発に注力、主力事業へ。2014年4月に東証第一部へ上場

ジェネラリストになるために
圧倒的な知識量を身に付けろ

長谷部 潤氏

取締役 最高戦略責任者(CSO)
コーポレート統括本部長

長谷部 潤氏


1990年に大和証券に入社。その後、大和総研に転籍し、証券アナリストとしてIT/インターネットセクターを黎明期よりカバーする。2010年7月にコロプラに転職し、取締役最高戦略責任者(CSO)に就任。またコーポレート統括本部長として、KPI分析やアライアンス、M&A、広告出稿、広報IR、法務などを管掌。2013年3月からSocial Game Info代表取締役を兼務

 証券会社のトップセールスから、インターネットセクターの証券アナリストとして不動の地位を築き、コロプラへ。華麗なる転身を重ねてきた長谷部潤さん。
「学生時代はごくごく普通の学生でした。当初は公務員を目指していたのですが、自分を試したい気持ちが勝り、就職活動時には一般企業へと志望変更していました。そして、一般企業ならば産業食物連鎖の頂点で働こうと。僕が就職活動をしていたのはバブル経済全盛期です。あらゆる企業活動が、金銭的な尺度で評価されていました。良い商品を作り、素晴らしいサービスを提供していても、最終的には金銭的バリューに換算され評価されるわけです。ならば、金銭を直接的に取扱い、各企業にファイナンス面で付加価値を与える金融こそが産業界の主役だと考えたのです。中でも成果主義という意味合いから銀行よりも証券のほうが、自分の力を試せるのではないかと思いました」
 しかし、実際に働いてみると、想像を遥かに超えるハードな環境が待ち受けていた。自分の力を試すどころか、自分の力を120%発揮しないと生き残れないような厳しい環境。それは入社当初の営業職でもその後のアナリスト職でも同じだった。
「入社してすぐにバブルが崩壊。当初は営業職でした。下がり続ける相場の中、これまでの常識や目の前に見えることのみで仕事をしてもダメだとすぐに気付きました。そもそも株価が下がるってこと自体、これまでの感覚では非常識なわけですから(笑)。経済や歴史、また対顧客であれば彼らの人生全体、これらを俯瞰してみるようにし、その上で今なすべきことを考えるようにしました。これはアナリストでも同様です。結果的には、全体を俯瞰し、起点と目的を見つめるという行為によって、軸足がぶれることなく厳しい金融業界にあっても生き残ることが出来たような気がしています」

サポーターかクリエイターか、
自分の資質を見極めろ

 気が付けば、走り続けて20年。アナリストランキングの上位常連だった長谷部さんが、新たに選んだフィールドは、設立2年目のベンチャー企業、コロプラだ。それは、長谷部さんの転職が某経済新聞の記事に取り上げられるくらい周囲も驚くような出来事だった。
「コロプラへの転身の理由は一つではありませんが、証券入社当時と比べて世の中の価値基準が随分と変わったな、という思いも理由の一つです。モノやサービスが全てお金に換算された時代からそれらへの愛着、楽しさ、喜びといった人々の定性的な想いが価値の本質になってきたな、と感じ始めていました。であれば、ファイナンス的付加価値をサポートする金融業やコンサルタント業ではなく、モノやサービスを生み出す企業そのものの方が、今の時代むしろ主役なのではと思うようになったのです」
 長谷部さんは、長年在籍し活躍してきた金融業界を決して否定はしない。ただ、時代が成熟することで、人々がモノやサービスそれ自体の価値を理解できるようになったと指摘している。ならば、それらを生み出す企業で直接働いた方が、より大きなやり甲斐も感じられるだろうということだ。
「就活生にも金融を勧めることはあります。コロプラの面接に来ているのに、外資証券の相談を受けたこともありますしね(笑)。ただ役割の変化についてはきっちりと話すようにしています。金融は本来の姿、つまり実業をサポートする役割に回帰しようとしている。つまり産業全体から見れば、主役ではなくサポーターであると。自分がそれに合っていると思うのなら金融に行くべきだし、自らが何かを生み出したい、つまり広い意味でのクリエイターになりたいというのなら実業も選択肢になるんじゃない?ってね」

ジェネラリスト=圧倒的な
知識量と俯瞰力を持った人

コロプラは、2012年12月に東証マザーズに上場し、2014年4月には東証一部へと市場変更。事業基盤も整い、まさにこれからが飛躍の時だ。
「上場して早くも3年目に入りました。スタートアップ企業への出資、新規事業立案、海外展開など新規にやるべきことは山ほどあります。そして、そうしたフェーズで経営企画部門に必要とされる人材は、ジェネラリストだと考えています。それも圧倒的な知識量と物事のプライオリティ付けが出来る俯瞰力を持ち合わせたジェネラリストです」
 組織として固まっていない、まだ若い成長企業だけに、活躍の場はたくさんある。その中で、ジェネラリストが今の経営企画部門には必要と長谷部さんは言う。
「残念ながら、社歴の浅い弊社では、これまでジェネラリストの中途採用は困難でした。ならば、新卒を一からジェネラリストに育て上げ、戦力としていこうと考えたわけです。今年、高い倍率を突破し、初の新卒総合職が11名入社しました。彼らは今後6か月間、法務、財務経理、マーケティング、統計学そしてプログラミングに至るまで、ジェネラリストになるための幅広い新卒総合職カリキュラムをみっちりと学ぶ予定です。彼らが成長した暁には、弊社はより一層の飛躍を実現していることでしょう。それも彼らのチカラでね」
 経営企画という企業の中枢を担う部門で、ジェネラリストを自ら育てることを実践しているコロプラ。就活生向けのインターンシップでも実際のビジネスに応じたテーマでワークショップを開催する。モノづくりの主役として、そして圧倒的な知識を持ったジェネラリストとして、スピード感を持って成長できるはずだ。

入社前にすべき3つのこと

自分がどういう人間かを
客観的に見つめ直す
自分自身を知ること。得意・不得意や、楽しいと思うこと、興味の持てないことなど、なぜそう思うのかまで掘り下げて考えてみよう。自分に合った会社との出会いは、まずは自分を正しく把握することから始まります
世の中の行動原理を
肌感覚でつかんでおこう
世の中の行動原理を知ること。社会人になると世間が見えにくくなります。お昼のテレビCM 、深夜のアニメ、スーパーのタイムセール、良く分からない行列。世の中の多くの人が持つ感覚や行動原理を理解しましょう
ジャンルを問わず
絶対的な知識量を増やそう
知識は仕事にも必須ですが、何よりも人生を豊かにし、年齢を重ねることを楽しくさせます。芸能から政治哲学まで、ジャンルを問わず、知識の絶対量を増やしましょう。自分を愉しめる人は他人から見ても愉しいものです

インターンInformation

総合職向け、エンジニア職向けに2種類用意された同社インターンシップは、7月ごろから会社HPにて募集を開始予定。総合職向けプログラムでは、定量目標を踏まえコロプラの次の一手を策定するワークショップを実施

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