インタビュー

2015.11.05. UPDATE

日本マイクロソフト株式会社

課されたハードルをクリアするだけでは半人前
仕事の本質は課題そのものを生み出すこと

中川智景さん

Officeビジネス本部
プロダクトマーケティングマネージャ

中川智景さん (33歳)

京都外国語大学外国語学部を2005年に卒業。英語を使った仕事への憧れから、キャビンアテンダントを志していた。しかし、マイクロソフトで女性の先輩社員がグローバルに活躍する姿に感銘を受け「自分の未知の可能性にチャレンジしたい」と入社を決意する

「あなたのマーケティングにはストーリーがない」。世界に10億人のユーザーを有するマイクロソフトOfficeの国内マーケティングを統括する中川智景さんは、この上司のアドバイスを心に刻んでいるという。
「入社後に配属されたのは営業部門。売上目標の達成をひたすら追い掛けた6年間でした。課されたハードルをクリアする推進力はここで鍛えられました」
現状維持を良しとせず、常にストレッチが求められるのがマイクロソフトだ。次のステージはこれまでとは畑が違う、セールスマーケティング部門だった。
「主な役割はOffice製品のリテールチャネルにおけるプロモーションの企画と実行。夏のボーナスや年末商戦に向けたキャンペーンなど、季節ごとの売上加速に向けた販促を担当しました。目の前のお客さまだけを見ていた営業から一転、市場動向やユーザーニーズへの理解など俯瞰した視点が求められる。そのシフトに苦労しましたね」
目標達成のためのプランは描けてもビジョンがない。どんなユーザーに、どんな動機形成を促し購買につなげるのか、設計することができなかったのだ。
「プランニングやプレゼンテーションに一貫したストーリーがなければ人には伝わらない」。上司のその言葉は、「自分の頭で深く考え抜く」というマーケターとしての土台を作る転機になった。その後中川さんは持ち前のフットワークを活かし、多様性に富んだ人材との仕事を通じて自身の価値基準を作っていった。
1年後、彼女にプロダクトマーケティングマネージャの打診が舞い込む。マーケターとしてはまだ駆け出しだったため反対の声もあったが、「より難しい方を選びたい」という思いから中川さんは異動を決意した。

ユーザー層を広げた
「Officeのある生活」

季節や年次ごとの売上を追求するセールスマーケティングに対し、3年後、5年後のOfficeのあるべき姿を考え、将来の市場拡大につなげるのがプロダクトマーケティングだ。長期的な視点を持ちストーリーを設計する必要を中川さんは痛感したという。Officeの新たなファンを開拓するにはどうすべきか。着目したのはビジネス以外のシーンでのOfficeの利用率の低さだ。
「私が考えたのは、ご家庭でも、学校でも、もちろん仕事でも『Officeのある生活』。どこへいてもどんなデバイスでもOfficeを利用できるようにすることで、日常生活がもっと楽しくなることを伝えたかったのです」
 公式サイト上に、日常生活のさまざまなシーンを想定したOfficeの活用事例を紹介。Excel で手軽に管理できる家計簿や、スマートフォンで撮った写真をオンラインストレージにアップロードし、PowerPoint で写真集を作るなどさまざまな『Officeのある生活』を発信した。「どうすればOfficeの新しい価値を生み出せるのか」を考え抜いた1年間だったと語る中川さん。課されたハードルをクリアするだけだったころの面影はもうない。
「学生時代は、与えられた目標を達成することが仕事だと思っていました。でも、仕事の醍醐味はそれだけではない。目標そのものを自ら設定し、仕事の価値を生む。コンフォートゾーン(快適な領域)を飛び出せば、次々と成長のチャンスに出会えるマイクロソフトだからこそ気付くことができた仕事の本質です」

私の未来像、ココが変わった!

成長のチャンスを
周囲に与える

成長のチャンスを
周囲に与える

自分自身の成長を
深く追求する

自分自身の成長を
深く追求する

学生時代に接客のアルバイトを経験してきた私にとっては、お客さまから「ありがとう」という言葉をどれだけ多くいただけたかが喜びであり、自分自身の成長の証でした。しかし、自分と関わるプレーヤーにどれだけ成長のチャンスを提供できるか、が評価されるマイクロソフトのカルチャーに触れ、その考えは変わりました。実際に私も、役員プレゼンを伴う大きな案件を、「君がやるべきだ」と上司から委ねてもらった経験があります。自分の存在が周囲の成長を促す、それこそがビジネスパーソンのあるべき姿だと考えています

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