• トップ
  • >
  • ワークスアプリケーションズ

インタビュー

2015.11.05. UPDATE

株式会社ワークスアプリケーションズ

組織に依存したキャリアは無用
世界に通用する「個」となるべき

牧野正幸氏

株式会社ワークスアプリケーションズ
代表取締役
最高経営責任者(CEO)

牧野正幸氏

Masayuki Makino

1963年、兵庫県生まれ。大手建設会社、大手外資系コンピューターメーカーのITコンサルタントとして活躍。この間、欧米各国で普及が進むビジネスアプリケーション(ERPパッケージソフト)の存在を知り、日本に適したプロダクトの必要性を痛感。96年、ワークスアプリケーションズを設立。代表取締役最高経営責任者に就任。2014年、文部科学省中央教育審議会委員に就任

日本企業からイノベーションの火種が消えつつあります。一番の要因は、高度経済成長によって培われた企業力に怠慢し、安定供給の呪縛から抜け出せなくなったからだと考えています。皆が足並みを揃えた均一化した組織の中で、優秀な人材は能力を持て余してしまっていた。今では、諸外国のエリートに比べて、日本は個の能力が著しく低下しています。
私はそんな日本企業の体質に嫌気が差し、数年経たずして外資系コンピューターメーカーへと籍を移し、ITコンサルタントとして働き始めました。当時の私の関心事はただ一つ。自分の能力をいかに高めるかということ。他人が尻込みするような難しい仕事を選び、成果を出すことにこだわり続けていました。
そんな折、シリコンバレーに赴任した時のこと。競争の激しいベンチャーに進路を取ったアメリカのエリートたちと日本人との能力差を目の当たりにし、世界と戦う難しさを痛感しました。世界のトップエリートはイノベーター型の企業に入り、能力の成長に奮闘します。生ぬるく停滞している企業にいては、世界に通用しない三流選手にしかなりえないと実感したのです。

イノベーションには
優れた個の力が不可欠

イノベーションは前例なき革新です。世の中に多く存在する矛盾や問題を解決に導くこと。極めて高い能力を持った個人が、創造力をフル稼働させてビジョンを描き、決断力と勇気を持って行動するからこそ、実現するものです。そして、強い個の能力があって初めて、チームワークが活かされる。にもかかわらず、多くの日本人は個人の力をないがしろにし、組織に依存しています。なぜでしょう。
それは老いも若きも、過去の成功体験に手なずけられてしまっているからではないか。だからこそ、無意識のうちに失敗を恐れ、組織に順応することを優先し、知らぬうちに「諦める」ことに慣れてしまっていると、私はにらんでいます。
端的に言って、日本人が得意だと自負する組織力やチームワークだけではイノベーションは生まれません。個の能力を高めずして戦術だけ学んでも、乗算すれば貧弱な組織でしかなく、何も生み出せないでしょう。しかも今日のように、欧米のみならず、アジア諸国から優秀な人材が輩出される現状では、競争は激しくなるばかりです。もちろん優れた素養を持つ日本人もいます。しかしそのほとんどがこうした状況をまるで対岸の風景を眺めるように傍観している。未だに自分の力ではなく、バックグラウンドとなる企業の組織力、もっと言ってしまえば企業の名前で勝負しようとしているのです。私はこうした状況が残念でなりません。

日本の学生たちよ
世界を目指して走り出せ

私は、日本には存在しえなかったイノベーション型の企業を立ち上げ不動の地位を築きました。現在は世界初の人工知能型ERP「HUE」の製品化を進め、世界に向けたイノベーションを起こし続けています。そして、世界から上位数%に属する優秀な学生の採用に全力を注ぎ、現在は日本、アメリカ、上海、シンガポール、インドに拠点を設けています。その経験から言えることは、日本の学生は、知力、発想力、創造性の面で海外の優秀な学生の後塵を拝しているという事実です。だからこそ、私は多くの日本人社員を海外に送り出すのです。
私にとってのキャリアとは、能力を高めること。それが自分の存在証明であり、世界と対等に渡り合うために必要なパスポートのようなものでした。海外の優秀な人材に負けじと発想力や意思決定のスピードを高める、その日々は今も変わりません。あなたはどうでしょう。持ちうる能力をすべて使い切る覚悟で努力をしているでしょうか。
大きな成果は圧倒的な能力によって成し遂げられるものであり、誇るべきキャリアはイノベーティブな仕事からしか生まれません。世界には、学生のうちからビジネスの現場に身を置き、自分を高めている若者がたくさんいる。すでにあなたの数歩先を走っているライバルが、そこら中にひしめいているのです。日本の学生たちには早くそれに気付いて、前へ走り出してほしいです

ワークスアプリケーションズ

ワークスアプリケーションズ

ワークスアプリケーションズが提供する「COMPANY」は、1,100社に上る大手企業グループや官公庁に導入が進むビジネスアプリケーション(ERPパッケージソフト)。大手企業向けERP市場における販売社数シェア調査ではNO.1を獲得(2014年度・富士キメラ総研調べ)するなど、その製品評価は折り紙付きだ。14年10月、同社はこれまでの常識を覆す世界初の人工知能型「HUE」の製品化を表明。世界中の著名人からも多くの賛同と期待の声が届き、注目を集めている(15年9月現在)

記事一覧へ戻る

ピックアップ企業

・このページをシェアする

LINEで送る
googleplus
PAGE TOP