インタビュー

2015.11.05. UPDATE

株式会社QVCジャパン

謙虚でありながら目指す
真のグローバル企業への飛躍

吉田善幸氏

株式会社QVCジャパン
人事部門
バイスプレジデント

吉田善幸氏

Yoshiyuki Yoshida

1964年生まれ。福岡県福岡市出身。慶應義塾大学文学部人間関係学科(社会学専攻)卒業後、89年、本田技研工業に入社。和光研究所の人事に配属。その後、外資系企業を中心に主に人事分野でのキャリアと実績を重ね、アディダスジャパン、グーグルなどで人事トップを歴任。2012年7月、QVCジャパンに入社し、人事部門バイスプレジデントに就任

何が幸せかといえば、やりたいことをやっている人が一番幸せだと思っています。だから自分のやりたい仕事が明確で、それに向かっている人を見ると、素晴らしいなと感じますね。
私自身は就職活動時から深い考えがあったわけではありません。大学でコミュニケーションの勉強をしていたので、マーケティングやPRの仕事を志望していましたが、実際に配属されたのは人事だったというだけ。
29歳で最初の転職を経験した後も、ずっと人事分野に身を置き、外資系企業を中心に渡り歩いてきました。「信念を持って自分の道を貫いてきた」と言えれば格好いいですが、偶然の出会いとチャンスに乗ってみたというのが正直なところです。ただ、その時々で、キャリアのプラスになるかどうかということを判断軸にしていました。思い返せば、それが私のキャリア選択の基準だったのだと思います。
転職を重ね、いろいろな会社を経験する中で学んだのは謙虚さ。世の中には突き抜けて優秀で、人格的にも成熟した素晴らしい人がいる。特に、私が以前勤務していたグーグルはまさにそうで、理解力、発想力、そしてそれを実現する構想力が突出している社員が多い。一人の人間としての私の価値観が、根本から変化するのを感じましたし、彼らを見ていると自ずと謙虚になれました。どんな会社でどんな役職に就いていても、「それはポジションパワーがあるだけ」と自戒し続け、自分が担うべき役割を全うすることに集中しています。

自分たちの価値観を
隅々にまで浸透させる

人事というのは基本的に経営をサポートする仕事ですので、トップの考え方に影響を受ける部分が多い。人や組織に対してトップがどのような思いを持っているかで、仕事の密度は大きく異なります。QVCに入社した決め手は、考え方に共感したことでした。日本のCEOはもちろん、アメリカ本社のメンバーの話を聞きましたが、彼らが語る緻密で強固なビジネスモデルに興味を持ちましたね。
しかし、それ以上に魅力を感じたのは会社のカルチャーです。会社としてのビジョンや価値観をとても大切にしている。ショッピングの際の期待や高揚感、手に入れたときの充実感。お客さまの心の満足まで考え抜き、付加価値を大切にする。「この考え方を全体で共有していきたい」という強い思いを経営層が持っていましたし、アメリカでも日本でも、本気でそれを目指していることが伝わってきました。
実際、単にショッピングを提供するのではなく、お客さまにその体験を楽しんでいただくことが最上の仕事だという価値観を、QVCでは全社員が共有しています。個性豊かなさまざまなタイプの社員がいますが、一人一人が自分の仕事でそれを表現し、組織として極めて大きな力を出している。これがQVCの強みであり、魅力でしょう。

真のグローバル企業へ
大きな飛躍を目指す

独自のビジネスモデルを活かしたダイレクトマーケティング領域の強化など、QVCは常に変化を続け、着実な成長を遂げてきました。さらに今、壮大なチャレンジの最中にあり、真のグローバルカンパニーとしての体制づくりが全てのチームにおいて急ピッチで進んでいます。
グローバル共通の施策を、アメリカ、日本、EU諸国など各マーケットで最適化して提供し、ベストプラクティスを世界中で共有する。例えば人事のチームであれば、国内の採用活動と並行し、アメリカチームと共に現地の日本人留学生を採用するなど、変革が今後進んでいきます。すでに人的交流も始まり、人事チームが担う役割はますます大きなものになっていきます。
この動きを日本の歴史に例えるなら、明治維新に匹敵するくらいの大変革。目下、私の重要な役割は、改革を成功させること。社員一人一人が広い世界から活躍のステージを選べるチャンスが広がり、個人としても組織としても成長していく。そんな循環の中で日本、そして世界を代表する人材輩出企業へと飛躍したいと考えています。
QVCのバリューをもっと多くの方に知ってもらい、「QVCの人は皆いい仕事をしているね」「いい会社だね」と思ってもらえるようになればうれしいですね。

QVCジャパン

QVCジャパン

1986年に米国で創業し、現在、世界各国の約3億世帯に向けて、TVショッピングを主体とする通信販売事業を展開している。Quality(品質)、Value(価値)、Convenience(利便性)を徹底してお届けするという理念が社名の由来。QVCの日本法人であるQVCジャパンは2001年に開局され、04年に日本初の24時間完全生放送を、09年には携帯電話での生放送映像配信サービス『モバイルQ! LIVE』の配信を開始。13年には新本社ビル「QVCスクエア」が竣工し、マルチメディアリテールの実現に向け、さらなる挑戦を続けている

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