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インタビュー

2015.11.05. UPDATE

プライスウォーターハウスクーパース株式会社

「教育者として社会を動かす」
経営に携わり、見いだした使命

岡田康夫氏

パートナー

岡田康夫氏

Yasuo Okada

大学卒業後、不動産デベロッパーに8年半勤務。1995年、プライスウォーターハウス(現・日本IBM)入社。2008年、ベリングポイント(現・プライスウォーターハウスクーパース)に入社後、09年よりパートナーに。11年より流通サービス事業全般を管轄。15年4月に人事担当パートナーも兼任。08年より早稲田大学大学院会計研究科講師も務める

今でも心に残っている言葉があります。新卒で入社した不動産会社で上司だった方が、こんなことを私に言いました。
「人が目指すキャリアの方向性は3つある。お金や地位を求める『権力者』、物事の真理を追求する『研究者』、人を育てることに喜びを感じる『教育者』だ」
31歳でコンサルティング業界に転職してからも、なぜかこの言葉が心に残っていました。転職当初の私は、自分は上昇志向が希薄なため「権力者」タイプではないだろう。しいて言えば、お客さまの課題解決を追求する「研究者」タイプではないか。そんな風に考えていました。
ところが、40代で現在の会社に転職し、約150名のメンバーが所属する事業部を統括する立場になると、現場に出てお客さまと直接関わる機会は減りました。しかし、不思議とその状況を不満に思うことはなかったのです。現場で培ってきた知識や経験を伝えた若手コンサルタントたちがお客さまに認められ、一人前のコンサルタントとして成長していく。そんな姿を見ることに喜びを感じていたとき、ふと自分は「教育者」タイプではないかと気付いたのです。
自分自身で考え、答えを出し、お客さまに付加価値を提供することが当たり前だと思ってきた私にとって、これは大きなターニングポイントでした。

150名全員と1to1
評価への納得感を最優先

こうして「教育者」であることを自覚した私は、若手を輝かせるために自分に何ができるのかを考えました。まずはメンバーの声を直接聞こう。そう思い、150名のメンバー全員と1年に一度、1対1でじっくり話をする機会を設けました。一人一人が組織やキャリアについて何を思っているのか。そこで挙がってきた声の中でどうしても見逃せないものがあったときは、必ず目に見える形で決着を付けていきました。
コンサルタントたちは皆、自分の仕事にプライドを持っています。良い仕事をすればお客さまから「また君と仕事がしたい」と言われるなど、自らの貢献が実感できます。しかし、その成果に対して会社の評価が伴わないことが過去にはありました。
メンバーの声と向き合う中で、その問題を真っ先に解決すべきと判断した私は、「真に活躍した者が高い評価を得る」という当たり前のことを愚直に実行していきました。このことにより、メンバーのモチベーションや組織に対するロイヤリティが大きく変わることを実感しました。

自分が育成した人材が
社会で活躍する醍醐味

メンバーの育成に注力してきた私は、従来担当する流通サービス事業部門に加え、2015年4月から人事部門も兼任することになりました。新卒採用や育成も私の管轄です。 
モチベーション高く働ける環境を作るだけでなく、自らが現場で培ってきた知識や経験を直接若手に伝えていくことも大切な私の役割です。人材育成で重視しているのは、ドキュメンテーションやプレゼンテーション、ロジカルシンキングなどのコンサルタントとしての「コアスキル」を身に付けること。この土台さえできれば自分なりの付加価値をいくらでも上乗せしていける。これはまさに、30歳を過ぎてコンサルティング業界に飛び込んだ私が身をもって感じたことでした。
当時「コアスキル」を持ち合わせていなかった私は、年下の優秀な同僚たちに日々突き上げられ、お客さまの前で恥をかきながら、ひたすら勉強をしたものでした。しかし、土台さえできれば、今度は前職で培った交渉スキルなどを武器に、一気にコンサルタントとして力を発揮することができたのです。
160年以上の伝統を持ち、グローバルで20万人の仲間を擁するPwCなら、コアスキルを身に付けた若手コンサルタントが、その上にそれぞれの付加価値を上乗せしていくことで、世の中を変革させるほどの能力を身に付けることができます。自分が育成したコンサルタントが、名だたる企業の課題を解決し、社会全体をより良い方向へ動かしていく。それが「教育者」の私にできるビジネスの動かし方だと考えています。社会の役に立てる人材を一人でも多く世の中に送り出していけたら、これ以上の幸せはありません。

プライスウォーターハウスクーパース

プライスウォーターハウスクーパース

世界157カ国758都市に、19万5000人以上のスタッフを有する世界最大級のグローバルプロフェッショナルファーム。組織再編や業務改革など、企業の自立的成長戦略を支援する「コンサルティング」と、M&Aや提携など、企業の外部成長戦略を支援する「ディールアドバイザリー」という2つのアプローチから顧客をサポート。グローバルネットワークの専門性やナレッジを活用するとともに、PwCグループにおける監査・税務のスペシャリストとも連携し、複雑化する経営課題の解決に当たっている

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