インタビュー

2015.11.05. UPDATE

PwCあらた監査法人

自身を極限まで高め続け
業界トップの組織にしていきたい

遠藤英昭氏

パートナー

遠藤英昭氏

Hideaki Endo

東京大学文学部卒業。1997年、中央監査法人に入社し、国際部に勤務。2003年、同法人の提携先であるPwC米国法人のニューヨーク事務所に出向。06年、あらた監査法人の立ち上げと同時に移籍。国内外の銀行・証券会社の監査に携わるかたわら、金融規制対応、ガバナンス・コンプライアンスに関するアドバイザリー、業務高度化支援など多彩な領域で成果を残す。13年より現職

私は子どものころから「自分の人生を意味のあるものにしたい」と思っていました。ただ生きるためにお金を稼いで人生が終わるのは嫌だ。何十年後かに振り返った時に、「これを成し遂げた」と思える人生にしたい。その気持ちは今も変わりません。
大学卒業後、公認会計士の資格を取得して監査法人に入りましたが、それは「自分の力で食べていく術を身に付けたい」と考えたから。一般企業に就職すると、どんな仕事を担当するか分からないし、会社の都合で異動や転勤もしなくてはいけない。会社に人生を左右されるのは、他人に食べさせてもらうのと同じです。だから会計士として手に職をつけ、自力で生きられるキャリアを目指しました。
とはいえ、私のキャリアのスタートは挫折の連続でした。外資系企業や多国籍企業を顧客とする国際部に配属されたので、クライアントの担当者も外国人ばかり。大学まで読み書き中心の英語しか学んでこなかったので、最初は簡単な会話さえできず苦労しました。相手が〝mention〟と言ったのを〝mansion〟と聞き違えて、上司に「先方がマンションの話をしています」と報告してしまい、「あの会社でマンションの話が出るわけないだろう。もう一度確認して来い!」と怒られたこともあるほどです。
英語だけではありません。「自分は公認会計士という難しい国家試験に受かったのだ」と自信満々だったのに、実際にプロジェクトに入ると、私がお客さまにアドバイスできることなど何もなかった。クライアントの担当者は経理部門を長年経験した人が多く、実務においては大先輩。こちらは実際の業務を知らないので、質問されても何も答えられずショックを受けました。

語学力や実務経験の壁も
必死で乗り越えた

自力で食べていける会計士になるには、目の前の仕事から逃げるわけにいかない。必死に取り組んだ結果、英語は日々上達し、苦手だった英語を「自分の得意分野です」と言えるほどの自信がついた。入社7年目から3年間は自分で志願してPwC米国法人のニューヨークの事務所への出向も経験しました。
会計士としても、現場の知識が身に付いてくると、専門家としてお客さまの役に立てる場面が増えました。実務から入った人は物事を帰納的に考えますが、私は理論を叩き込まれたので、「なぜそうなるのか」という理由に立ち返って演繹的に説明できるのが強み。お客さま先に監査に入った時、「来年も遠藤さんに来てほしい」と言われるのが一番嬉しいですね。監査法人としてではなく、私個人が頼られているのだと実感できますから。
こうして着実にキャリアを積み、2年前にパートナーになりました。会計士は誰でも一国一城の主になりたいと考えるもの。その夢を叶えるには、独立開業するか、監査法人の共同経営者になるか、2つの道しかありません。もちろん私も、パートナーになることを一つのゴールに設定してきました。

自分に自信がついて
「人生の意味」が変化

そこに実際に辿り着いてみると、私の中にまた新たな目標が生まれました。それは、PwCあらた監査法人という組織をより大きくすること。4大監査法人の中で業界トップに押し上げたいと思っています。
そのためには、優秀な人材を集めることが不可欠。私たちの仕事は商品や製品があるわけではないので、お客さまに価値を提供できるのは人だけです。現在は会計士試験合格者採用の責任者も兼任し、PwCあらた監査法人がいかに自分の価値を高められる職場かを私の体験も踏まえて積極的に発信しています。
組織全体に影響を及ぼす立場になり、私が追い求めてきた「人生の意味」も変わったのかもしれません。以前は「自分はこうなりたい」と考えていたのが、今は「自分が所属する組織をより良くし、働く人たちが幸せや充実を得られる職場にしたい」に変化した。一人前になるために必死で努力し、会計士として自信がついて自分を好きになれたことで、他人を愛する余裕ができたのかもしれません。法人の規模を大きくするだけでなく、働く人たちの満足度でも業界トップになる組織を作りたい。それが今の私が、心から実現したいゴールです。

PwCあらた監査法人

PwCあらた監査法人

卓越したサービスを提供するプロフェッショナル集団として、世界最大級の会計事務所であるPwC(プライスウォーターハウスクーパース)の手法と実務を日本の市場環境に適した形で提供。世界157カ国に展開するPwCのグローバルネットワークを活かし、アドバイザリーや税務のスペシャリストと連携しながら、多様な専門性をクライアントに提供している。その連携を明確にするため、2015年7月に「PwCあらた監査法人」へ法人名を変更。日本の経済社会の成長発展と信頼性の維持向上に貢献している

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