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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

ワークスアプリケーションズ

自ら道を切り開き
常に自己革新を続けられる舞台を創出

牧野正幸

代表取締役
最高経営責任者(CEO)

牧野正幸

1963年、兵庫県生まれ。大手建設会社、システム開発会社を経て、大手外資系コンピューターメーカーのITコンサルタントとして活躍。この間、欧米各国で普及が進むERPパッケージ(統合業務パッケージ)の存在を知り、日本に適したプロダクトの必要性を痛感。94年、研究会を立ち上げ開発に着手し、96年、ワークスアプリケーションズを設立

「自分が正しいと思える生き方をしろ」。父がわたしに示した唯一の教育方針です。幼いころから筋が通らないことや自分が納得できないことから逃げずに向き合うようにしつけられました。例えば学校の宿題。授業をきちんと受けテストでも良い点をとっているのに、それでもやらなければならない意味がどうしても飲み込めず、小・中学校時代は一度も宿題を出したことがありません。幼い論理なりにも筋は通ってます。父はそんなわたしを、頭ごなしに叱りつけることは一度もありませんでした。しかし、働きはじめて1年半が過ぎようとしたころ、父から思いもよらぬ叱責を受けることになります。
最初に就職した大手建設会社で、情報システム部門に配属されたわたしは、初めて触れるソフトウエアの世界に魅了され、のめり込みました。でも周囲からは、「先輩のやっている通りにやれ」とか「お前にその領域はまだ早い」と、挑戦心が削がれる言葉を投げ掛けられた。出る杭は打たれる環境。組織のやり方に沿えない人間に居場所はない。そう悟ったわたしは、先輩が立ち上げたシステム開発会社に転職を決め、父に報告しました。「お前の好きにしろ」。父は当然そう言うだろうと思っていました。でも待っていたのは父からの手厳しい非難の言葉だったのです。

「お前は負け犬だ」
父の叱責で目が覚めた

「お前は負け犬だ。辞めるならそれを認めてからにしろ」。父は言いました。「人はどんな環境でも成長できる。なのにお前は、わずか1年半で転職を口にした。どんな理由があろうとそれは逃げに過ぎない」と。わたしは学生時代に権威や矛盾と戦い続けてきましたが、逃げたことは一度もありませんでした。思いもよらぬ父の言葉に、自分が「敵前逃亡」していることを思い知らされたわけです。「これを機に何があっても逃げ出さない」。わたしは自分と父に誓いを立て、この世界に転身しました。
誓いを立てた以上、もう逃げ場はありません。特に外資系の大手コンピューターメーカーに出向し、ITコンサルタントになってからは、よりどん欲に自分の成長を追い求めました。圧倒的な能力を身につけるには圧倒的な経験が必要です。ほかの人が避ける難易度が高い案件や、手間がかかったりトラブルになるのがわかってる案件を敢えて選ぶようにしていました。自分の能力の範囲でできる案件だけを手がけ、小さな成功体験を積み重ねても、その先に大きな成長はありません。試行錯誤を重ね失敗を経験しながらも、難しい仕事に向き合い、何とかしようともがいた先に成長はあります。当時のわたしも、確実に自分の能力が高まるのを感じていました。けれど上には上がいる。シリコンバレーに行った時つくづくそう感じました。

自分の成長のために
働ける会社を

ITコンサルタント時代、わたしはシリコンバレーをはじめとするベンチャー企業が集まるエリアを行き来し、若い社員やMITをはじめとするインターン生と話す機会が増えました。優秀な若者の多くがベンチャー企業に強い憧れを抱き口々に言うのです。「ベンチャーで10年働けばいくらでも実績を挙げられるけど、大企業に10年いて何が誇れるの?」と。彼らは目先の給料や安定よりも、厳しい環境に身を置き、能力を磨いたほうが遥かに有意義だと考えていました。感心する一方で、大企業志向の日本の学生との違いに衝撃を受けました。「日本にシリコンバレーで見たような、優秀な若者が自分の成長のために働ける会社があるだろうか?」。そして、この時の強い印象は、後にワークスアプリケーションズの創業理念の一つにもなりました。
アップルもヤフーもアマゾンも、世の中の不都合を放っておけない人たちが立ち上げ、大きくした会社です。そこを起点にしたビジネスは正しいとわたしは思います。ワークスアプリケーションズも、ERPパッケージに懐疑的だった90年代までの日本の現状に斬り込むために立ち上げた会社です。険しくても進むべき道を、自らの能力で切り拓いていきたい人のための組織であり続けること。これこそが、日本にワークスアプリケーションズが存在する意義なんです。

まるで従業員1人1人に秘書がついたかのように、日々の退屈な業務が効率化され、人間の仕事を創造性に満ちたものへと変革する『COMPANY』の開発・販売・コンサルティングを展開するワークスアプリケーションズ。六本木ヒルズをジャックし、新製品である次世代業務システム『HUE』を発表したことも記憶に新しい。既に約1000 企業グループの大手企業、官公庁に導入が進み、市場シェア調査ではNo.1を獲得 (2013年度・富士キメラ総研調べ ) するなど、その製品評価は折り紙つきだ。イノベーション型の研究開発、戦略的なビジネスモデルの構築、問題解決能力の高い人材の採用・育成にこだわり、創業以来17年連続増収を遂げている。日経ビジネスで毎年公表される『働きがいのある会社』ランキングでも、6年連続ベストカンパニーに選出されている。

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