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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

SMBC日興証券株式会社

マーケットに貢献し、
日本経済を支えるべく
心に掲げた2つの信念

岩木川 雅司氏

専務取締役

岩木川 雅司氏

1982年、日興證券(現、SMBC日興証券)入社。引受部門を9年半経験した後、商品のプライシングを担当する発行市場部に移る。3年間のロンドン駐在を経て、営業企画部で組織の改革にあたる。98年より営業企画部長、2001年より商品企画部長、02年3月より執行役員を務める。05年に常務取締役、06年に専務取締役に就任。現在は企画部門を統轄している

私が証券会社に興味を持ったのは、当時成長が著しい金融業界の中でも、幅広い業務領域を持っていることが魅力的に思えたから。ここでならビジネスに生きる経験が積めると考えたわけです。入社当時は「なんとか部長まで行ければ」と思うくらいで、役員になるとは考えもしませんでした。
入社から32年。バブル崩壊やエンロン破綻、リーマンショック、東日本大震災など、社会を揺るがす出来事に幾度となく遭遇しましたが、困難を乗り越えるたびに、会社も私も強くなってきた気がします。しかし困難を克服するのは決して楽ではありません。時代が移り変わってもぶれない拠り所が必要です。それが「マーケットに忠実な判断を行う」ことと、「危機に直面しても逃げ出さない」という2つの信念に結び付きました。これこそ、私が専務取締役として経営を担う理由と密接につながっているのです。

マーケットに忠実であれ
そう学んだロンドン時代

「マーケットに忠実であれ」を自分の信念としたのは、1991年から3年間滞在したロンドン赴任中の出来事でした。百戦錬磨の海外の機関投資家と直接渡り合うことには不安もありましたが、こと日本の株式や債券についての知見は我々のほうが上。きっと対等な勝負ができるだろうと考えロンドンへと旅立ちました。
しかし着任早々、自分の視野がいかに狭かったか思い知らされることになります。
まず驚いたのは、取引額の大きさと、値付けから販売に至るまでのスピード感、そしてマーケットへの忠誠心の高さでした。
マーケットの大きさや取引のスピード感は、世界三大金融市場の一角を占めるロンドンのこと。ある程度は想像がつきましたが、マーケットへの忠誠心がこれほど高いものとは思いもしませんでした。
調達サイドのために、高すぎる値付けを行えば「あの会社はいつもミスプライシングをする」という悪評が立ち、やがてマーケットから見向きもされなくなるでしょう。逆に条件を下げすぎれば、企業は満足な資金調達ができず、企業の成長を後押しすることができません。
調達サイドも投資家サイドも満足させ、両者にとって適正なディール(取引)をいかに素早くつくり上げるか。彼らはその一点において全力を尽くします。その中核にある哲学こそ「マーケットに忠実であれ」だったのです。
ずいぶん若い時分に知った世界のスタンダードですが、今も有効な判断基準だと信じて疑いません。

危機に直面したときこそ
企業の真価が問われる

もう一つの信念である「危機に直面しても逃げ出さない」というのは、2001年に発生したエンロン破綻に端を発するMMFの元本割れという苦い経験がもとになりました。
経済危機はお客さまのポートフォリオを直撃します。もちろん冷静でいられるはずがありません。しかし、そんな時こそ我々が誠意を尽くさねばならないのです。
08年のリーマンショックの後もそうでしたが、お客さまのもとに足を運び、誠意を持って状況と対策をご説明することで、厳しい叱責がやがて、温かみのある叱咤激励へと変わるもの。私もその瞬間を何度も目にしたものです。それが当社の今の業績につながっていると思うと、つらい時こそ逃げ出してはいけないという思いが改めて湧き上がってきます。
新入社員当時は、まさか自分が経営ボードの一員に加わるとは想像することさえできませんでした。39歳の時に執行役員に指名されたときは、固辞しようかと本気で悩んだのを今でも覚えています。しかしマーケットへの貢献を通じて、日本経済の成長を支える役割を持つ証券会社に所属している以上は、求められる場所で使命を果たし、自らの存在価値を発揮するのは至極当たり前のこと。そう考え直し、私は経営の道に進む覚悟を固めたのです。
それから12年を経た今、私が経営に取り組んでいるのは、この会社を業界トップにしたいと本気で思うから。これを夢物語と思わない人と働ければこれほどうれしいことはありません。

SMBC日興証券

SMBC日興証券

2009年に三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)の一員となり、11年4月には日興コーディアル証券からSMBC日興証券へと社名を変更して新たなスタートを切った。リテール部門では持続的な拡大を図る一方で、ホールセール部門では新規ビジネスの構築に尽力している。今後は「国内外において質の高いサービスを提供する本邦No.1の総合証券会社」を目指し、高度な専門能力を追求し、革新的な銀証融合モデルを構築することでビジネスの一層の拡大を図っている

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