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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

プライスウォーターハウスクーパース株式会社

常に根底にあるのは
現場で培った思い
「お客さまのために」

鹿島 章氏

常務取締役 パートナー
コンサルティング代表

鹿島 章氏

大阪大学経済学部経営学科を卒業。1985年、大手監査法人に入所。上場企業を中心に幅広い業種の監査業務に携わる。95年、会計事務所系コンサルティング部門に移籍。アトランタ事務所ビジネスコンサルティング部門を経て、会計・経営管理分野の幅広いコンサルティングに従事し、2度の企業統合を経験している。2012年、日本におけるプライスウォーターハウスクーパースのコンサルティング代表に就任。さらなる価値創造のために、人材育成や海外連携に注力している

振り返ってみれば、自分の根底にあるものは、いつも「お客さまのため」だったと感じます。
私のキャリアは、公認会計士として大阪の監査法人に入所するところから始まります。当時、師と仰いだ大先生のもと、「監査法人も基本はサービス業や。先生と呼ばれてふんぞり返っていたらあかん」という教えを受け、監査だけにとどまらない価値を提供し、お客さまにどれだけインパクトを与えられるかが重要であると叩き込まれました。いわゆる会計事務所に抱くイメージとは大きく違いましたが、実利主義な性格を持つ大阪という土地で生まれ育った自分にとって、その考え方は実にしっくりくるものでした。
出会うお客さまも皆、「建前や形式はいらん。私たちのためにどんな価値を提供してくれるのか?」という実利主義のスタンスであり、そこに応えようと努力する中で、自分の仕事観が培われていったのだと感じます。人に役立つこと、価値を提供して「ありがとう」の言葉をもらう瞬間が、私にとっての一番のやりがいとなっていたのです。
入所から10年間、監査に携わるうちに、企業にもっと深く踏み込んで課題を解決したいという思いが高まっていきました。
直接的にお客さまの利益に貢献する提案をしたい。そう思ったら、やらずにはいられない。そんな時に、コンサル部門の立ち上げの話があり、自ら名乗りを上げたのです。

会社がなくなった時
自分の思いを再確認した

コンサル部門を立ち上げ、軌道に乗り始めた矢先。私のキャリアを大きく揺るがす出来事が起こりました。監査業界に激震が走ったエンロン事件の煽りを受け、2002年には当時所属していたアーサー・アンダーセンが崩壊。我々の部門は買収され、存続することになりましたが、会社が変わる事情をお客さまに説明しないわけにはいきません。私は担当顧客を一件一件、訪ねて回ることになりました。契約を他社に切り替えられることも覚悟の上でしたが、当時プロジェクトを行っていた全てのお客さまが「あなたと、あなたのメンバーがやってくれるのなら続けて欲しい」と言ってくださったのです。この時、お客さまのありがたさを痛切に感じ、「お客さまをどれだけ理解し、いかにその立場になって考えられるかを大事にしなければならない」と強く思うようになりました。話しにくいこともありますが、それも全て含めて「常にお客さまに正直であろう」と。互いを理解し合い、どんなことも言い合える関係にならなければ、本質的な課題解決はできません。真に価値ある提案をするため、全てに対して正直になる。「お客さまのため」という思いが、確固たるものに変わった出来事だったと思います。

変化に対応し
企業の成長を支えていく

コンサル業界の黎明期から、プライスウォーターハウスクーパースの日本のコンサルティング部門のトップとなった今日まで、私は時代のニーズに合わせたものをつくり続けてきました。海外進出する企業のための、国際会計基準IFRS適用を支援するサービスもその一つ。世界を相手に戦う時代となった今も、グローバルプレイヤーとして活躍できる日本企業はまだまだ少ない。だからこそ、我々の持つ海外ネットワークを活用し、日本にはまだない事例を基にナレッジを提供していくことが使命であると考えています。
また、コンサルティングにおいては、「人が全て」なので、1000人いるコンサルタントの一人一人が価値を上げていけるよう、グローバルな人材を育てる教育にも注力しています。経営を手掛ける立場となった今、組織全体としてどんなものが提供できるか、そのノウハウを積み上げている最中です。
私の根底にあるのは今も変わらず、「お客さまのためにどこまでできるか」という思いです。日本、グローバルな舞台で活躍するより多くのお客さまに対して、プライスウォーターハウスクーパースとして、さらなる価値を提供していきたい。だからこそ、私は経営に携わり続けているのです。でも、本音を言えば、いつかは現場に戻りたいと思っています。やっぱり私は、お客さまと一緒に課題を解決するのが好きなんですね(笑)

プライスウォーターハウスクーパース

プライスウォーターハウスクーパース

世界157カ国でコンサルティング、ディールアドバイザリー、監査、税務のサービスを総合的に提供するPwCのネットワークに属する。企業の成長戦略を提供するコンサルティング部門、M&Aや提携を手掛けるディールアドバイザリー部門を有し、クライアント支援を行う。同社は、あらた監査法人、税理士法人プライスウォーターハウスクーパースとともに「PwC Japan」を構成。なお、PwCは2014年4月に戦略コンサルティング会社ブーズ・アンド・カンパニーとグローバルでの統合を果たしている

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