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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

株式会社日本総合研究所

組織が進化する原動力
それは人の成長であり
育て続ける価値がある

山田忠広氏

執行役員
人事部長

山田忠広氏

慶應義塾大学工学部において、管理工学(経営工学)を専攻。1984年に同大学を卒業後、三井銀行(当時)に入行し、IT企画部門(現在の日本総合研究所の前身)へ。90年に太陽神戸銀行との合併、2001年に住友銀行との合併を経験。三井住友フィナンシャルグループの設立により、03年にグループのIT戦略を担う会社である日本総合研究所へ。銀行システム部門の責任者としての役割を経た後、08年12月に人事部に異動。13年6月より執行役員

私のキャリアは、金融バブルとその崩壊、邦銀の合従連衡、リーマンショックといった激動の日々を抜きにして語ることはできません。今、改めて自分の使命とは何だったのかと振り返ってみると、変わっていく環境のなかで、その時々に応じた立場で組織を整えていくことだったのではないかと感じています。とはいえ、最初から組織を経営していくことに興味があったわけではありません。私がこの世界に飛び込んだのは、大学時代に受講した情報工学の授業がきっかけ。「コンピュータを使えば、これまでにない全く新しいビジネスを生み出すことができる」という言葉にショックを受けたからです。これからは理系の人間が世の中を作るんだという希望に、胸を高鳴らせていたことを覚えています。
そして、これは今の日本総研が担う使命そのものです。日本総研が三井住友フィナンシャルグループの一員として開発している金融システムやサービスは、日本はもとより、世界のビジネスにも大きな影響を与えているものばかり。これほど重要なものを世に送り出し続けるという役割を考えると、責任と同時に何事にも代えがたいやりがいを感じることができるのです。

二つの組織の合併で
個人と組織の成長を意識

入社後は、バブルからその崩壊に至る過程を、金融システムを通じて見てきました。日本はどうなっていくのだろう?そんな不安のなか、私は1990年と2001年の二度、銀行同士の合併を経験します。
当時の私はシステム部署の担当者として、合併に関わる事務局的な立場にいました。正直なところ、合併を自分の担当に関する作業としてだけ見ていると、単純な調整作業に終始してしまいます。しかし、二つの文化をどう融合していくのか、一緒になってどんな価値を生み出すのかというひとつ上の目線を意識してみると、これほど難しい役割はないと頭を抱えたことを覚えています。「経営戦略としての合併の目的は何で、どうしてこのような動きをしなければならないのか?」「各組織の人間にはどのようなことが期待されているのか?」など組織を融合し、活性化していくためには、目的とその価値をわかりやすく若いメンバーに伝えていく技量が求められます。また逆に、若い世代の人たちに「今会社はこういう立ち位置にいるのだから、自分たちはこのようなことをしなければならない」と逆算していける考え方を持たせてあげられると、個人の成長と組織の成長の相乗効果が期待できます。
今でこそ、こうして整理された言葉で当時を振り返ることができますが、巨大な金融システムを統合させるというビッグプロジェクトの渦中にあった当時の私は、何度も困難な局面に立たされたこともありました。この経験を通して、徐々に組織を束ねる極意を身につけていくことができたのだと思っています。

社員と経営層の
活発な意思疎通を図る

日本は、今後も激変の時代を乗り越えていかなければなりません。このまま経済成長が続く保証など、どこにもないのです。そんな時代だからこそ、社内の若い方に常々伝えていることがあります。それは、「目の前の仕事だけでなく、組織の向かっていく方向性に興味を持って行動してもらいたい」ということ。ミクロだけではなく、マクロの視点も持つことが、仕事の本質を捉え自律した行動を取ることにつながると思います。また、最終的には、個々の社員が日本・世界を背負っていくという大きな気概を持って欲しい。だからこそ経営層が現場を見て、常に考えや意見を発信し続ける。そうして若い方も経営についてフラットに意見できる環境を創り出していきたいと思っています。
日本総研の役割は、金融業界全体、日本、そして世界が抱える課題を解決し、未来を切りひらくこと。それは一人一人が自律し、叡智を結集させることでしか成し得ません。知的情報サービス企業として、自らの手で世界に新しい価値を発信し、提供していくやりがい。社員全員が、そんなやりがいを感じ、日本総研という看板により一層の自信と誇りを持つことができるような組織に整えていくことこそが、今の私に課せられた使命だと考えています。

日本総合研究所

日本総合研究所

銀行業務を中心に、クレジットカード、リース、証券など、多角的な金融サービスに携わっている三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の総合情報サービス企業。ITを基盤とした情報システムの開発、構築、運用を中心に、SMFGが提供しているサービスの根幹を担っている。また、経営戦略や行政改革などのコンサルティング業務、国内外の経済に関する調査分析や政策の提言などのシンクタンク業務にも注力。それぞれの分野で創造性の高い付加価値を生み出し続けている

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