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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

株式会社経営共創基盤(IGPI)

合理と情理を包括した
唯一無二のコンサルで
経営課題に応えていく

冨山和彦氏

代表取締役 CEO

冨山和彦氏

1960年生まれ。東京大学法学部卒。ボストン コンサルティング グループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年、産業再生機構設立時に参画し、代表取締役専務兼COO に就任。解散後、07年、経営共創基盤(IGPI)を設立し、現職に。近著に『ビッグチャンス』『なぜローカル経済から日本は甦るのか』(ともにPHP研究所)などがある。司法試験合格。オムロン社外取締役、ぴあ社外取締役、経済同友会副代表幹事などを務める

若いころからずっと大切にしていることは、「自ら現場を体感し、実践していくこと」。何事も自ら経験しなければ、本当の意味を理解することはできず、机上で物事を考えているだけでは、そこに横たわる問題を真に解決することはできない。自分の力が世に役立つスタート地点は常に、現場を体感し実践することから始まると思っています。
私は、東京大学を出た後、あえて当時はまだメジャーではなかったコンサルティング業界の道に進みました。学生時代から「自分は何者で、どんな存在足り得るのか知りたい」という自己証明意欲が高く、「東大で優秀な成績を上げ、大手銀行に入るような決まり切ったコースでは、自分の存在意義を他者と区別することはできない」と思っていました。それに、幼いころに父の勤務する大手商社が倒産する様子を目の当たりにしたこともあり、「今ある秩序や社会システムは未来永劫に続かない」という強い実感もありました。
コンサルティングの仕事を始めた当初は、見ること、聞くことの全てが面白かった。経済を軸に、世の中がどう動いているのかという謎が解明されていく面白さ。それに、自分の作品とも言える仕事をし、企業の経営者から感謝される瞬間には大きな達成感がありました。とはいえ、自分はあくまでコンサルタントであり、経営者の立場を経験したことがない。「会社をつくるとは、実際にはどういうことなのか」という興味が次第に湧き、コーポレートディレクションという会社の立ち上げに参画するに至ったのです。

経営トップを担うことで
情理の大切さを痛感

私が経営トップとなったのは、MBA取得のためにスタンフォード大学に留学した後のことでした。会社の経営状態の悪化によって呼び戻され、そこからは当時在籍していた70人の社員の人生を壊さないため、必死で再生を図り、自らドブ板営業もやりました。トップとして経営を担ってみると、頭の中で考えていただけのコンサルタント時代とは全く違うと痛感。それまでは「What(=合理)」のみで考えていましたが、経営の仕事には「How(=情理)」のエッセンスが詰まっていたのです。自分も含め、人間とは不条理な行動をする生き物であり、現場の人々の感情は、データをもとにしたロジック通りにはいかない。自ら判断を下し、実行に移す経営プロセスを体感したことで、「経営とは合理的なだけでなく、情理も大切にしてこそ、実現できるものである」とリアルに理解し、「真に人に役立てる仕事」ができると実感したのです。「経営こそ、自分の天職ではないか」と感じたのは、まさにこの時でしたね

経営のリアルを追求する
プロ集団を組織

世の中の多くのコンサルティング会社は、合理には強くても、情理には弱いもの。私が創業した経営共創基盤では、そのどちらも包括したコンサルティングを提供するため、知恵だけでなく、人材や資金を柔軟に組み合わせ、社員を顧客先に派遣したり、共同出資でプロジェクトを進めることもしています。現在、国内・国外、産官学を問わず、さまざまな案件で声を掛けられていますが、国家レベルの課題であっても、地方産業などのドメスティックな課題であっても、通底的に横たわっているのは「合理と情理の交錯する境界領域にはさまざまな問題がある」という点です。我々のミッションは、そうした全ての難しい題目に対し、真に役に立てるプロフェッショナル集団として解決に導いていく存在であること。病院で言うところの「全ての症例に対応できる高度な総合医療機関」でありたいのです。そのため、「合理と情理のどちらも大切にする」を共通の価値観とし、そこに深いリアリティーを持って取り組める人材を育成しています。個々の能力を高め、自己判断で窮地も切り抜けて戦っていけるプロフェッショナルの集団を形成し、他では解決できない多くの問題に応えていく。唯一無二の存在を目指します。
今ある社会システムは永遠には続かず、状況は刻一刻と変化していくもの。常に社会問題に対峙し、世の中の数多くの謎を解き明かすエキサイティングな経験を続けていきたい。それが私の原動力になっています。

経営共創基盤(IGPI)

経営共創基盤(IGPI)

事業戦略、M&A戦略に関するアドバイザリーにとどまらず、 ハンズオン経営支援や、自己投資による資本面からの企業・ 事業価値向上など、クライアントニーズに応じたオーダーメイド型の経営支援を行うプロフェッショナルファーム。大企業、ベンチャー、公益法人などさまざまなクライアントに対して、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルがチームを組み、支援を実施。新規事業立ち上げ、 成長戦略、海外進出支援、企業再生なども幅広くカバーしている

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