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インタビュー

2014.12.01. UPDATE

ユニ・チャーム株式会社

生活にプラスを与える商品を追求し
多くの消費者に喜ばれるマーケターを目指す

永吉祥子さん

グローバルマーケティング本部
ヘルスケア SBU

永吉祥子さん 32歳

2005年早稲田大学文学部を卒業。日本史を専攻し、社会科の教師を志していたが、広く世の中を知るために一般企業への就職を選択する。女性が多く活躍しているユニ・チャームに魅力を感じ入社。08年からマスクや介護用ヘルスケア商品を扱うマーケターとして活躍中

「マスクやナプキン、オムツなど、生活者のさまざまな負担を軽減させてきた『不快を快に変える』ユニ・チャームの商品力。その一端を担っていることが私の誇りです」
そう語るのは、マーケターとして活躍する永吉祥子さん。2003年にヒットした『超快適マスクアロマ』の生みの親だ。
ベビー用品や生理用品が主力商品と位置付けられている中、彼女がマーケターとして初めて任されたのがマスクの開発。当時の心境を「ワクワクした」と永吉さんは振り返る。
「マスクは消費者のニーズが年々変化し、機能やデザインなどまだテコ入れできる伸びしろのある商品。これまでになかった新しい価値を生み出せるチャンスだと思ったんです。マスクの開発はまさに好奇心旺盛でフットワークが軽い私の性に合っていました」
新商品の開発にあたり、永吉さんが提案したのは香り付きのマスク。快適性よりも機能性を重視する従来のマスクの傾向とは異なる斬新なアイデアだった。一度は提案が通らなかったものの、インフルエンザや花粉症の流行に伴いマスクの需要が急増。利用シーンも多岐にわたった。
「消費者調査の際に、予防だけでなく仕事で疲れたときの気分転換にも使用するという女性の声が相次ぎ、ニーズの変化を肌で実感しました。このチャンスを逃すまいと、説得材料をかき集め、企画会議で熱弁。商品化にこぎつけることができました」

試行錯誤から生まれた
香りマスクのヒット

試作品の開発は香りの調整から始まった。香りの好みは感覚的なもので数値化できない。人によって着ける時間も異なるため最適な種類や強さを決めるのが難しい。永吉さんは開発担当者と試行錯誤を繰り返した。
「出来上がったのはマイクロカプセル入りのマスク。自分好みに香りの強さを調整できる仕様にすることで、幅広い香りのニーズに対応した商品になりました」
永吉さんが最も悩んだのは商品のネーミング。感覚的な香りをいかに分かりやすく魅力的に伝えるか。週末になるとドラッグストアに赴き、柔軟剤や芳香剤をひっくり返してみては香りの表現方法を探った。
「ココナッツ、オーシャン、リフレッシュ…。ホワイトボードに思いつくままに香りの表現を何日も出し続けました。数百個以上の案の中から誕生したのが『ハッピーローズ』『くつろぎラベンダー』『クリアグレープフルーツミント』の3種類。悩んだ甲斐あって、どれも納得のいくネーミングができました」
発売後、店頭から注文が殺到するなど、市場の反応は上々。「一番の自信作」と永吉さんが話すクリアグレープフルーツミントは大ヒット。結果的に前年比二桁成長の売上を達成した。
「店舗に足を運び、完売したラックを見たときは確かな手応えを感じました。売上という数字での実績はもちろんですが、消費者に喜ばれる商品を形にできた感動が何より大きかったです」
「マスクでリフレッシュする」という、新しい概念を世の中に生み出した永吉さんは現在、介護用オムツの開発に励んでいる。
「介護用品はマスク以上に利便性や快適性の精度が日常生活に影響を与えます。これからも『不快を快に変える』を追求し、多くの人に喜ばれる商品を生み出していきたいですね」

学生時代の自分へ

将来に迷ったら
早く軸を探すこと

将来に迷ったら
早く軸を探すこと

教員志望だった永吉さん。一転して一般企業への就職を決意したものの、就職活動を始めた当初は「自分が何をしたいか分からなかった」という。まずは業界を定めず、金融系、メーカー系、Web系と多岐にわたる企業を受けていたが、自分に軸がないことに気が付いたと永吉さんは話す。
「自分が譲れないものは何だろう、と真剣に考えたときに出た答えが、『人の人生にかかわる仕事がしたい』ということ。この軸は社会人になってからもずっと変わりませんし、今の仕事にも生きています」

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