インタビュー

2015.03.02. UPDATE

住友商事株式会社

組織に化学反応を起こす“触媒”として
どんな環境下でも、成果を上げる

冨田 万太郎さん

人事部 採用チーム
主任

冨田 万太郎さん 32歳

日本特有の業界として根強く存在感を示す商社に興味を持ち、2005年住友商事に新卒入社。人事チーム、国際人事チームを経て、人事トレーニーとしてロンドンに渡り、欧州全域の人事・総務業務を担う。帰国後厚生チームを経験した後、現在は採用を手掛ける

入社後の10年間を教育期間とし、最低でも3つの部署、そのうち1つは海外赴任を経験させる。これが、住友商事の「計画的ローテーション」だ。人事部の冨田万太郎さんも、入社後、異動・考課を担当し、5年目に国際人事チームへ異動。7年目にはロンドンに渡り、9年目は厚生チーム、そして10年目に採用チームと、人事として10年間で5つの部署を経験している。

「営業配属だと思っていたので、正直最初はとまどいました(笑)。しかし、人事の業務に携わると、どの部署のどの業務でも、仕事の本質は変わらないことに気づきました。人事の仕事の多くは、法やルールが前提になることが多い。『ルールだから』と杓子定規な仕事をしていては自分が介在する価値がありません。様々な制約の中でいかに可能性を見出し、相手の期待を超える結果を出すか。人事の仕事をとおし、自分の仕事に向き合うスタンスが形成されました」

本音で向き合い
世界を変える

ターニングポイントは、ロンドンへの出向経験だ。人事トレーニーとして派遣された冨田さんは、欧州全域の人事全般を上司と2名で手掛けたのだ。

「北欧から北アフリカまで、携わる地域は欧州全域。さらに業務が専門特化されていた日本と違い、ロンドンでは給与計算から考課、労務人事まで手掛けなければならない。しかも、異国の法律。分からないことが大半でした」

経営に近い人事という仕事柄、それまでも営業や事務スタッフなどの「現場目線」を持って仕事をすることを意識してきた冨田さん。しかし、「まだまだ現場目線の意識が足りていなかった」ことを痛感したという。

「日本ではある程度、人事だけで完結できた仕事も、言葉も文化も異なるロンドンでは、周囲の協力が不可欠でした。自分の仕事に周囲を巻き込んでいくためにも、これまで以上に日常的に深く幅広いコミュニケーションを図るようになりました」

国や部署に関わらず、まずは相手の懐に入ってみる。特に印象に残っているのが、ドイツ法人で人事として働いていたドイツ人女性だという。業務に関する課題意識を多く持つ彼女に対して、冨田さんは真正面から議論し、本音でぶつかっていった。

「実は彼女が抱えていた課題は、長年誰も手をつけずに放置されていました。そこに踏み込んで、打開策を模索していくうちに、徐々に彼女との信頼関係が深まっていきました」

彼女だけに留まらず、常に周囲と本音で向き合ってきた冨田さんに、ドイツのとある事業会社買収案件における人事サポートの依頼が舞い込んだ。プロジェクト関係者からの直接の抜てきで冨田さんが築いてきた信頼が認められた瞬間だった。

「うれしかったのは、ドイツ人女性人事が快く協力してくれたこと。仕事に厳格なドイツ人が、『あなたのためなら』と手を貸してくれる。地道なコミュニケーションが大きな成果へ繋がることを実感しました」

常に「介在する価値」を意識してきた冨田さんだからこそ、この買収案件を成功へ導く一翼を担えたのだろう。

「自分は組織の中で“触媒”のような存在でありたい。自分が加わることで組織の力が極大化し活性化すような、ポジティブで強烈な化学反応をおこし続けたいですね」

学生時代の自分へ

目の前のことに
流されるな

目の前のことに
流されるな

準体育会系アメリカンフットボール部の主将として部活動に打ち込んでいた冨田さん。「早く部活に戻りたい」と思うあまり、他社の内定が出た時点で1度、就職活動から離れてしまったことがあったという。
「当時、就職活動より部活動の方が優先度が高くなっていました。しかし、新卒で入社した会社で積む経験は、後の社会人人生に大きな影響を及ぼします。なりたい自分に近づける会社を見つけるまで妥協するな。自分の人生を大切にしろ。当時の自分にはそう伝えたいですね」

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