インタビュー

2014.12.01. UPDATE

丸紅株式会社

課題解決のための主体的な行動が
世界の舞台で活躍する礎となる

櫛部裕児さん

海外電力プロジェクト
第二部

櫛部裕児さん 29歳

2009年に立教大学観光学部を卒業。「自分の好奇心を最大限に生かせる場所」として丸紅に入社する。人事部人材採用課(当時※現在は採用課)を経て、現在は電力・インフラ部門の営業の最前線で活躍中。ラオス、台湾、タイ、ベトナムなどアジアを中心とした発電事業を手掛ける

「若手のうちからプロジェクトの最前線で活躍したかった」。国内11カ所、海外64カ国117カ所の拠点を持つ総合商社・丸紅への入社理由を櫛部裕児さんはそう語る。
櫛部さんは入社2年目に、語学習得を目的とする外国語研修制度を活用し、約1年間中国に滞在。その後、電力・インフラ部門の海外発電事業の営業に配属され、IPP(※)に携わる。電力が必要な発展途上国を中心とした国に発電所を建設し、経営・運営する、日本最大級を誇る丸紅のビジネスの一つだ。
高い専門知識と強いリーダーシップが必要不可欠なIPPの営業で、経験も知識もない櫛部さんが最初に手掛けたのはラオスの水力発電プロジェクト。アメリカへの留学経験があり、英語には自信を持っていた櫛部さんだったが、苦労の連続だったと振り返る。
「外国籍ばかりのファイナンシャルアドバイザーや銀行員、エンジニア、弁護士が参加する会議では、財務や技術などに関わる難解な専門用語が飛び交っていました。本来なら主導するべき立場にも関わらず、何が問題であるのかも理解できず不甲斐ない気持ちでいっぱいでした」
ただ、そこで櫛部さんはくじけなかった。足りない経験は自ら動くことで補えばいい。物怖じしない性格も後押しし、さまざまな現場に足を運び、理解が及ぶまで、とことん教えを請うたという。
「時間は掛かりましたが、プロジェクトの全体像が徐々に見えてくるようになりました」

リード役に抜てきされた
石炭火力発電案件

櫛部さんの躍進のきっかけとなったのが、ベトナムの石炭火力発電プロジェクト。丸紅をはじめとする複数の企業で結成されるコンソーシアムを代表し現地でのリード役に抜てきされたのだ。プロジェクトの完遂には膨大なタスクを乗り越えなければならない。融資銀行団との融資契約、ベトナム電力公社との売電契約、建設請負者との建設請負業務契約、政府とのコンセッション契約、石炭調達契約、土地のリース契約など、英文で数百ページにわたる契約内容を詰める必要がある。全て現地側との調整が欠かせないものばかりだ。そんな中、2013年12月に、プロジェクトを前進させる大きな一歩となる、石炭火力発電の有益性を証明するためのレポートをベトナム政府に提出した。
「現地のコンサルタントやスポンサー、弁護士、そして政府、電力会社との調整は困難を極めました。通訳なしでは言葉が通じないこと。仕事の価値観が全く異なること。それに加え、現地関係者とアポを取得するのも簡単ではありませんでした。乗り越えるべき障壁は少なくありませんでしたね」
半年もの月日を掛けて、レポートは完成した。櫛部さんが現地に足を運んだのは100日間以上。その集大成は段ボール3個分にものぼるものだったという。
「プロジェクトはまだ序盤に過ぎません。今後も一筋縄ではいかない状況が続くと思いますが、常に主体的に動くことで、乗り越えていくつもりです。こうした大規模な案件に若いうちから積極的に携われるのは、若手にチャレンジさせる丸紅DNAの表れだと思います。このチャレンジングな環境で自身の可能性を更に広げていきたいですね」
※IPP:独立卸発電事業者

学生時代の自分へ

同じ目標を持った
同志に出会うこと

同じ目標を持った
同志に出会うこと

大学3年生の時に1年間アメリカへ留学し、就職活動のスタートが周りより遅かったという櫛部さん。その際、同時期に留学をしており、同様に商社への入社を目指す、友人に出会ったという。
「大学OB主催の商社勉強会で、切磋琢磨しあえる同志に出会えたことが、自分の現在のキャリアを築けたきっかけだと思います。リタイアが続出するほどの厳しい内容でしたが、ライバルの存在が自分を支えてくれました。同志を見つけることが成功への近道かもしれません」

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